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ぺっぺけぺの雑記

くそったれプログラマの素晴らしきくそったれ



ほしいものリスト

諦念とは

役員が少ない時間を割いて動いてくれている。

 

前から、人を抱えながらその人材に見合った稼ぎを叩き出せない部署への憤りをずっと抱えていたが、今回の急な激務に耐え切れず、会議中に、仕事中に、ボロボロと流れだしてしまった。なんであの部署は仕事もねーのに人ださねーんだ。死ねよ。クソが。部の会議中に聞こえる声でブチブチ言い続けてしまっていた。

 

見かねた上司が役員会を開き、他部署から人を奪えないかと望む俺の希望に、何とか沿おうとして動いてくれている。他部署の部長とやりあってしまったとのことも聞いている。今、一番社内で忙しいのは俺だとしても、次点では間違いなく俺の上司だ。そんな上司の時間と感情を奪ってしまっているのは大変心苦しい。ありがたい。

 

他部署は人を出したいわけもなく、拒否反応を示している。それでも、10月からなら出してもいいとの部署もあったと聞いたので、その方向でお願いをした。助かる。

 

そんな折、他部署の人間と話す機会があった。徹底的に人をだすことを渋っている部署だ。そのくせ、毎年赤字を垂れ流している部署でもある。

 

人が足りないからよこせ、とこちらが言ったことに不満を持っている体だった。

人員の総数はうちの部署のほうが圧倒的に多い。さらに、うちの部署は数年前、既に一度、その部署から人を奪っている。これ以上また人を奪われたら、仕事が来た時にこなせなくなる。さらに稼ぐことが出来ない状態になるではないか、そんな言い分だった。

こちらもつい言い返してしまった。

 

「これからくる仕事、なんて架空の話は知らん。うちは『今』人が足りない。仕事が溢れている。うちはいつもノルマ達成を目指し、大幅にノルマを超えて達成している。そっちの部署の長は『利のある仕事を選びたい』などと言いながら何年もノルマ達成していない。毎年、部署の人数、またそれぞれのクラス=能力によって決定されるノルマなのだから、ノルマが達成できないということはそれだけ人材を遊ばせているということだ。仕事を取ってくる能力も足りていないということだ。うちの部署はいつも仕事があふれている。人がいればもっと仕事を達成できる。人が足りないから貸せと言っても、お前の部署はいつも人を出さない。じゃあと仕事を回そうとしても、利がどうだこうだと言って素直に受け取りもしない。ならばお前の部署から人を奪って、こっちで仕事を達成させたほうが会社全体の利益につながる。それがわかっているから、俺が訴えれば社長はその方向で動くし、こちらの意見が通るんだ。会社では仕事を持っているほうが、稼いでいるほうが正義なんだ。いやならお前の部署がうちの部署よりも稼ぐしかない」

 

相手は黙ってしまった。帰りの電車中、一言も口をきかなかった。

 

正論で相手を攻めるという方法は、とても汚い手段だ。

相手に逃げ道を与えず、しかも自尊心を徹底的に踏みにじる。

しかし何とか今の仕事をこなそうと、徹夜も辞さない形でここ何日か仕事をしているストレスと、相手の甘ったれた考えに対し、我慢ができなかった。言い訳だ。

 

他にもう少し言い方があったとは思うが、後悔はしていない。

俺も若いという歳ではない。もう、悪者になってもいいだろう。

「自分が逆の立場になったら」と恐れて、卑怯な予防線をはるのもやめたほうがいいのだろうな。いつもそれを考えて、相手に気を使った言い方しかしなかった。そのくせ、上司にはいつもそんな心情=文句を垂れ流し、上司にばかり交渉役を押し付けてきた。俺自信、大した甘ったれだ。

 

自分で考え、自分の言葉で、他部署にぶつかっていく時期なのかもしれない。

 

 

それでも今日は、昨日までと比べて、かなり余裕が回復した。

昨日、寝ないで早朝に出社したためか18時を回った時点で限界が訪れたため、少し早めに帰ってよく寝たこと、そして何より彼女と電話で話せたこと。これが俺の心を救ってくれた。

とても楽しそうに、彼女の『今日あったとても嬉しいこと』を聞いているだけで、心がどんどん晴れていくのが自分でもわかった。

こちらの話はほとんどしなかった。する気にもならなかった。

 

 

ああ、旅行が楽しみだ。