青空の下でお手伝い
実家の庭の剪定を手伝いに行った。
姉の旦那さんは庭師。定期的に実家の庭の木を剪定してくれる。
先週のはじめくらいに、姉から「日曜ヒマ?暇なら手伝って。お父さん、手が最近アレだから」と言われ、予定がなかったので行った。
道路にはみ出てしまっている栗の木と桜の木の枝を、たまにチェーンソーも使いつつ義兄がバッサンバッサン切って落としていく。
チェーンソーのエンジンをかける仕草、超カッコイイ
あれだ、あの引っ張るヤツ
超カッコイイ
俺がやることと言えば、落とされた枝のマタになっているところを剪定ばさみやノコギリで切りながら、一本の枝にして積みやすいかたちにすること。
切ったすぐの枝は水分を含んでいるから剪定ばさみでもけっこう簡単に切れる。
直径2cmを超えるような枝は、剪定ばさみだと手がマッハなのでノコギリをつかう。
実家は薪ストーブなので、剪定した枝は1年ほど乾燥させたあと、薪として使用する。
太いヤーツはオヤジ(69)が丸のこで適当な長さに切り分け、細いヤーツは俺が剪定ばさみで暖炉に入る長さに切ってダンボールに詰めていく。
超おもしれえ。
久々に青空の下で手伝いをしたが、やはり気持ちいいねー。
昔は薪割りや運びの手伝いをしたが、中学くらいから部活なんかを理由に手伝いをあまりしなくなり、そのまま就職。実質、20年以上ぶりの手伝いだった。
なんか申し訳ないやらもったいないやら。とか考えてたらノコで手をやっちまった。
どんだけ鈍ってんだこのニブチンがあ
痛さと血の量から、まあ浅いなと思ったので気にせず続行。
気づくと軍手が鮮血に染まっていたので休憩時に絆創膏もらいました。
栗の木はだいたい片付いたが、桜の木の枝はタイムアップ。
切った枝は、歩ける道を避けるように適当に積んで、今日の作業は終了。
あとはオヤジがゆっくりやるとのこと。
何日もかかる仕事が出来て助かったと感謝され、義兄も「3人いるとスピードが違う」と言っていただけて、承認欲求の530000%をクリアさせていただいたような心持ち。
(過大評価だとしても)目の前の人から素直な喜びを伝えていただけることってのは幸せだな。
サクラ切るバカ、という言葉があるが、実際切ってもいいものなのか?
義兄に聞いたら、
・桜は切った口をカバーする速度が遅く、そこから水が入って腐りやすい
・だが切らなければ切らないで、自重に耐えきれずに折れたりしてそこから腐る
なので適切に剪定し、切り口にボンドみたいなものを塗って水の侵入を防ぐ
なんならペンキでもいい
・東北などは、桜の剪定の常識がこちらとは全然ちがう
何もしない場合、雪が積もるとすぐ折れて腐ってしまうからガンガン行く
などと教えてくれた。なるほどネー
なおその他にも「剪定ばさみを使う場合、斜めに切ったほうが切りやすい」といった情報をオヤジづてに教示いただいた。オヤジも義兄から聞いて目からうろこだったらしい。
普通は切断面積が広くなるほうが切りにくそうなもんだが、あら不思議、斜めのほうがぜんぜん楽チン。理由は聞いてないからわからないが、さすが職人様だ。
一日作業だったが、本当に楽しかった。
現在右手が痛すぎて雨だれ式タイピング中
また呼んでくださいとメールをうちました。