ぺっぺけぺの雑記

くそったれプログラマの素晴らしきくそったれ



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金縛り

夢で感じる、全方位からの悪意。

 

俺はけっこうな頻度で金縛りにあう。

 

一番古い記憶でハッキリと覚えているは、高校の頃、部活で疲れきって、自室でウトウトしてたら、身体だけ寝てしまった時か。

意識はわりかしあるのに、体が動かない。あれは結構あせる。ビビるとか怖いとかではなく、焦る、だった。

 

その後も、大学の図書館でちょっと寝ようと思って顔を伏せたら、やはり身体だけ寝てしまい、あれ、動かない、とか。

この時は焦るとともに、恥ずかしい、という認識もあった。

起きたあと、恥ずかしくてソッコー帰った。

 

体験するまでは、なんか怖い現象かと思っていた。

でも体験すると大したことじゃない、身体だけ寝ちゃうことがあるんだな、と身を持って学習した。

 

ネットで明晰夢や離脱などを知ってからは、金縛りにあうとそれらを楽しんだりもした。

体を使うこととは違い、結構そっち側の勘は良い方らしい。すぐ出来た。

 

 

だけど、いつごろからだろう。

 

間違いなく就職してからというのは覚えている。

寝入りどきか4時5時くらいのまだ日の昇っていない時刻に、金縛りにあう時。

 

ほぼ夢の続きのような感覚なんだけど、あ、意識は覚醒している、でも動けない、と感じることがあるんだが、いつもの金縛りとはどうも勝手が違う。

 

明らかに何かしら、何かがいるわけでもないのに、見えているわけでもないのに、いや、でもいる?

ものすごい恐怖感と、なんだろう、嫌悪感?忌避感?言葉を知らないのでうまく言い表せないんだが、ネガティブな感覚を感じて、起きないと、体を起こしてここから逃げないと、という金縛りにあうことがまれにある。

 

大体、身体を無理やり動かして覚醒するのだが、起きたあとの少しの間も、そのネガティブな感情をずっと覚えたまま、布団のなかでくるまり、どうにかその感情に耐え、再び眠りにつく、そんな経験を幾度もしている。

(最悪の場合、またその金縛りを繰り返したりする。記憶の限りでは一回くらいかな)

 

精神的に疲れている時に多い気がするけど、そうでもない時にもまれに起こっていた気もする。

本来の金縛りってこういうものなんだろうか。そりゃやだわな。

 

あのネガティブな害意というか感覚というか、通常生活している状態では全然思い出せない。どんな感じだっけ?なんで、なにを怖い、嫌だと思ったんだっけ?

 

覚醒した瞬間は、「ああまたこれかなんなんだろうなまあとりあえず寝よう朝をまとう」と、ハッキリと既視感というか、その感覚を「知っている」んだけど、今は全くわからない。まあわかりたくもないけど。

 

なんとなく覚えているのは、貞子みたいな見た目が怖いとかそういう感覚ではなく、全身で疎ましい?忌まわしい?そんな感覚。

何かが、では無く、全身で、感覚で?

よく分からんが、間違いなく変性意識状態ではあるんだろうな。

起きている状態の今の俺がさっぱり理解できないってことは。

 

ちなみにそんな嫌な感覚の中でも、「あ、そうだ、これ体外離脱のチャンスだわ」とか思い出せると、そのまま離脱も可能。成功例は過去一回だけだけど。

 

つまり自分(の無意識)が、何かしらネガティブなことをフラッシュバックしているだけなんだろうなあ、というのも最近ではなんとなーくわかってきた。

 

しかしそれにしてもあの忌まわしさ、どう考えても自分の脳みその産物とは思えない激しさなんですけど。正直、味わいたくない。

でも普段の俺が知らない、理解できない感覚ということは、それを普段でも理解できたら、今の自分以上の創造力が発揮できたりもするんだろうか。

 

……いや、自分が眠れなくなるような創造物を作ってもアレだな。

 

昨日ひさびさに味わったからこんなこと書いているんだが。

今日は早く寝よう。